薩州返討始末記其之参

いよいよレース当日。
朝も六時頃から起き出し準備開始。
とりあえず昨日の熱中症の後遺症(?)もなく、膝の痛みは大したことがないレベル。
前日はDNSかもと散々弱気な事を言っていましたが、出走には全く問題ないレベル。
とっとと準備して、荷物を預かって頂き、出発!


会場までの距離は最短ルートで約15キロ。
どのルートで行くか前日まで散々悩みました。
大迂回して斜度が緩やかなルートを行くか、それとも斜度がかなりきつい上にアップダウンも激しい最短ルートを断固として走破するか、それともその間程度のショートカットルートをとるか。
結局迷ったあげくに最短ルートを選びましたが、走り出してすぐに大後悔w。
自分にとってはかなりきつい登りの上、アップダウンで曲がり角も多く、途中で何度も地図を確認しては再度前進を繰り返す。
そうしているうちに漸く人気のない山間部の突破に成功し、人里に降りてくる事が出来る。
この時点で出発してから約40分が経過。
そして最後の最後で不安になりつつも、かの〜や様ミニバイク御一行様にパスされた事からルートに確信を持つ事が出来、出発してから約一時間で開場に到着!
ちなみに当初見込みでは一時間半でしたw。


そんな感じで受け付け開始までですら一時間以上ある事から、ご挨拶をしまくったりしてから芝生に横になる。
そうしているうちに受け付け開始、そして開会式でいよいよスタート地点へ移動!
そして少々ドタバタしたり、レース恒例のスタート直前パンクにかの〜や様の選手が見舞われたりもしましたが、11時にレースはスタート!!
で、レース内容に関してはレースレポート参照の事。


約50分でゴールした後は、ゴール地点の先に建物で、冷たいドリンクを頂いたり、のんびり見学等をしてから下山誘導開始。
そして下山してからは地元の皆様方お手製の美味しい昼食を頂く。
その後は会場内をうろちょろし、地元産の美味しいお茶を買ったり、中島選手のインタビューを見たりする。
そしてその後は時間もない事から、かの〜やの黒川監督等にご挨拶してから撤退開始。
帰りは、脚がない事から行きに選択しなかった大回りルートで荷物を預かって頂いているネッピー館を目指すも、途中でショートカットルートに入るが、ここも凄い坂で、行きに通らなくて良かったとホッとしつつも、途中からだんだんと道があっているか不安になって、その不安が最高潮に達したところで漸く知っているところに出てホッとしつつ、ネッピー館に到着。
早速預かって頂いていた荷物を回収させて頂きつつ、入浴券を買ってさっぱりと汗を流す。
もうまさに極楽です♪


入浴後は手早く荷物を纏めてから、ちょっとばかし休憩室でのんびりしてから鹿児島市内への転進を開始!
まずは昨日到着した大根占港を目指して北上を開始し、途中で昨日とちょっと違う道に入ったものの、あまりの舗装状態の悪さに閉口しつつ、それでも何とか到着。
しかしまだフェリーの時間に速すぎたので近くにコンビニはないかとちょっとだけ捜すもとてもではないが無さそうだったので、諦めてなんきゅうフェリーさんの待合室へ。
もうエアコンが効いていて極楽で、自販機で買ったドリンクをがぶ飲みしつつ社員の方と少しお喋りしたから自転車を積み込む。
とは言っても、お客さんが少ないという事から、客室内に入れさせて頂ける。
ありがたい事です。
そんな感じでフェリーは自分も含めて参人のお客さんを乗せて15時50分に鹿児島目指して大根占港を出港し、錦江湾を一路北上していきます!


ちなみにそのフェリーは小型ながらも高速と言うだけの事もあって船内は良い意味で大迫力!
いろいろと楽しまさせて頂きましたが、開聞岳桜島が左右に見えるというのは何という贅沢な事かと感じつつ、他のお客さんの迷惑にならないように写真をパシャパシャ。
あまりの楽しさに最初はウトウトしませんでしたが、ギリギリになってウトウトしてしまい気がついたら鹿児島に到着!
自転車をうんせうんせと言う感じで手伝って頂きながら降ろし、出口と市内までの道を教えて貰い、最後に写真を一枚撮ってから今日のホテル目指して出発!


鹿児島市内の道は比較的走りやすく、事前に覚えておいた最小限の地図情報と先ほどなんきゅうフェリーの方に教えて頂いた情報並びに本能と直感だけで市内中心部、天文館脇にあるホテルを目指して突き進んでいくが、途中で『鹿児島中央駅』と言う標識に従って、左折し、路面電車が走っている道路にぶち当たるが、ここでルートが違うと判断。
少し進んでから歩道に上がり地図を見て現在位置を推定する。
正直言ってポイントデータを入れていない705様は大雑把すぎて役に立たず。
結局、このルートでも鹿児島中央駅前経由で少し遠回りして天文館付近に出られる事は判明したものの、路面電車のせいで路肩が少なく、自転車で走るのは危険と判断。
来た道を戻り、ついさっきまで走っていた国道まで戻る。
というかこの国道を突き進んでいけば天文館にすぐ脇にでられるのですw。
その後は更に約20分ほど走ってから漸くある程度の土地勘がある天文館付近に到着。
しかしここに来て迷走開始w。
ホテルの場所が分かりませんw。
結局迷いに迷って何とかホテルに到着。
迷った原因は自分がランドマークにしていた交番の位置が想像していた位置よりずれていたせいですw。
そしてようやくの思いでたどり着いたホテル前で愛車をばらしつつ、はまぞうの兄ぃに電話しつつ、チェックインに成功。
部屋に入った後はシャワーを浴びて着替えてさっぱりしてから、買い物兼食事兼呑みのために出撃するが全く良い店を見つけられない。
結局一時間ほど彷徨って入った居酒屋は大失敗w。
適当に呑んで喰ってからすぐにでて、道に迷いつつw、途中のスーパーとコンビニ数軒を梯子して買い物しつつホテルに戻り、洗濯しつつ、適当にテレビのリモコンをいじっていると、画面にJスポーツの表示とツール・ド・フランスという字と、この放送は視聴できませんという文字!
全力で部屋を飛び出てテレビカードを購入してから部屋に戻り、ハァハァしながらカードを機械に挿入し、ツール・ド・フランス視聴開始!!!




・・・のはずでしたが視聴できず。
受信はしているものの根本的にホテル側が契約をしていなく、見られないという事がすぐに判明。
最初から画面をしっかりと見て、その意味を正しく解釈していればすぐに分かった事なのですが・・・。
ちなみにテレビカードはエロビデオ専用w。
とは言っても既にそんなものを見る気力は吹き飛んでしまったので、買ってきた甘いもの食べてたり、洗濯物を回収したりしてから泣きながら眠りにつきましたw。