薩州返討始末記其之四

とうとう埼玉に帰る13日の月曜日。
本日は全力で遊び倒す日ですw。
そんな感じで気合い入れまくって、朝からはまぞう兄貴と連絡を取り合いつつ、10時ちょっと前にチッェクアウトしてからホテルのロビーで兄貴待ち。
とは言っても暇なので、時間を潰すためにもと思い、ロビーにあった有料のドリップ型マシンのコーヒーでも飲もうかと100円玉を投入するが、ウンともスンとも言わない。
あれあれ?と思い、マシンの正面についている液晶画面を見るとパスワードヲニュウリョクシテクダサイと表示されている。
すぐにフロントの人に何が起こったのかと聞こうと思ったものの、先ほどから変なおばさん達の要領を得ない質問に四苦八苦して回答を続けていてそれに割り込む隙がない。
致し方なくこの時点で100円は貴い犠牲にw。
しかしついていない。


そうしているうちに兄貴がやってきて、合流。
とりあえずお土産渡しつつ、兄貴の車で観光に出発!
まず目指すは、島津家別邸跡の仙厳園!でしたが、その前に鹿児島と言えば西郷さんという事で城山へ!
頂上展望台に向かう前に、まずは西郷さん自決の地である中腹の洞窟へ。
自分の歪みきった心ですと、どうしてここで死んだか理解できない場所でした。
伝え聞く彼のお方の人物像ですと、自決するなら頂上付近の方がしっくり来ます。
当時は頂上まで道がなかったのか、それとも頂上から駆逐され、ここまで下がった後に退路はないと悟りここにしたのか、それとも既に重傷を負っている状態で何とか後送したものの、敵の手に落ちるのならばいっそうの事と部下達が自決に見せかけたのか・・・。
まぁそんな歪みきった心は兎も角として、なかなかの場所で、その後は隣接するお土産屋さんでお土産のTシャツを買いつつ、再び兄貴の車に乗り込み、雑談しながら展望台へ。
もう凄い眺望で、鹿児島に来てからずっと思っていたのですが、あんな火を噴きまくっている雄大桜島のすぐ脇で暮らしているのならば人物が大きい人が多いのは当然ですね。ここではぬこ様と戯れたり、心地よい風に当たったりしてから、次の目的地である仙厳園へ!


仙厳園は前述の通り、元々は島津氏の別邸でしたが、廃藩置県後は本邸となり、最終的には観光地に。
もっとも現在でもその経営をしているのは島津一族という事で畏れ多い事です。
そんな感じでここの入場料は自分が払い、早速突撃!
入ってすぐにはまずはデンと構える、薩英戦争で火を噴いたと思う要塞報のレプリカがずっしりと。
それにかなり興奮しつつ奥へ!奥へ!と突撃を繰り返し、ハァハァしまくるが、どうもお庭の造りがおかしい気がする。
自分の歪みきった知識だと、なんと言いますか、現在池があるところの下にも、現在砂利が敷かれている所にも池があったような気がしてならないのです。
そして下に池があったと仮定すると、笠に獅子が乗る大灯籠を、噴煙をたなびかせる桜島と見立てた場合、ちょうど先ほど城山で見てきた眺望と錦江湾の位置関係が霧島山脈と思われる山を模したであろう2番目に大きい灯籠がしっくりと来るのですが、パンフレット類を見る限り上の、今ある池が錦江湾を模していているとの事。
ちなみにいちゃもんはつけていますが、お庭は素晴らしいものでした。
そしてひとしきりお庭にハァハァした後は、御殿見学に。
綺麗なお姉様のご案内で、真の金持ちが技巧の限りを尽くしてさりげなく作った建物にハァハァしまくりつつも、どうも造りが一部おかしいなと思った部分もお姉様の説明により一部改築したためときき納得。
東京にある前田家跡もそうですが、本当の金持ちは金をかける所が違いますね。


そんな感じでハァハァしまくった後は、お茶とお菓子で落ち着いてから園内散策を再開し、そしていよいよ大猫神社へ突撃!
ここはぬこ様を祀った神社で、いろいろな意味でぬこ好きにはたまりません。
早速気合い入れて参拝してから、隣にあるぬこグッツのお店にも突撃!!
とりあえず早速とばかりに絵馬を購入し、キコ奥様のぬこの病気治癒を願う。
ちなみに名前をちょっと間違えたのは内緒ですw。
その後は手当たり次第にといっていい有様でぬこグッツを買い漁りまくりましたw。
その後は園内で、りゃんぼう餅なるものを食べたり、
園内の薩摩焼売店で、トランペットが欲しい子供状態になって、凄く気に入ったものの全く手が出せないけども、クレジットカードならば何とかなってしまう価格の茶碗に張り付いていたりしていたり等してから仙厳園をでて、隣接する尚古集成館に再度突入を図り、ここでもハァハァしまくるw。
さして更に隣接する薩摩焼や薩摩キリコの工芸館でもハァハァしまくり、更に隣にある薩摩焼の釜跡でもハァハァした後、漸く落ち着いて食事と言う事で、道路を挟んだ反対側にある豚カツ屋さんへ突入し、主としてキャベツの大量虐殺をしつつ、兄貴が頼んだノン・アルコールビールの不味さに閉口しつつ、次なる目的地の霧島神宮へ!


途中、鹿児島県内最古の駅である嘉例川駅を見学しようと盛り上がったものの、見事に曲がり角を見過ごしてしまい、スルーw。
とりあえず帰りに寄ろうという事に。
そしてその後順調に車は進んでいき、約一時間半で霧島神宮に到着。
目的はもちろんと言うべきでしょう。
縁結びですw!
ロータリーにある駐車場に車を置いてから兄貴と一緒に長い石段を上り、参道を歩き、漸くついたよ!霧島神宮本殿!
早速本殿に突撃・・・する前に手水で清めてから、改めて突撃!!
本殿の前にある左右の門守様にもしっかりとお参りをしてから、いよいよ本殿にお賽銭奮発しまくりで叩き込み、必死になって願をかける!
そして返す刀で縁結び守を買って、縁結びの御神籤を!
とりあえず、要約する限りでは、
恋人欲しければもっともっと貢げ
・・・恐ろしい・・・。
最初の神託が下った鷲宮神社の御神籤から、各神社で引く御神籤の内容が一貫している気がします。
そんな感じで、お参りと見学を楽しんだ後は、途中にある休憩所で休みつつ、次はどこに向かうかを相談し、結論としては温泉!となりましたが、なかなか良い所が無く、しばらく迷ってから行く場所も決定し突撃!
とは言っても道が凄いのですが・・・。
途中から凄い山道に入り、本当にここで良いのかと不安になりながら走ったり、時々止まったりをしつつ、漸く目的地の温泉近くの道に出て、後は突き進むのみ!と言う事でつつ進んでいくと、目的地発見!
しかし潰れているw!
兄貴と自分は大パニックに陥りますが、どちらと無く位置がおかしいという事に気がつき、ここは目指していた目的地ではないのではないかと言い出す。
そんな感じで更に進んでいくと、今度こそ目的地発見!
とっても良いお湯でした♪


そおしてサッパリした後は一路空港目指して走り出す。
とは言っても途中で行きに通りすぎてしまった嘉例川駅をめざし、今度は無事に寄り道に成功したどり着く。
ある意味結構楽しみにしていたのですが、実物を見るとがっかり。
一応明治の終わりの造りで現存しているとの事ですが、自分の歪みきった知識で見る限りでは全くそう見えない。
どう見ても昭和初期の造り。
確かに極一部では明治らしい造りも見られましたが、全体としては大改修をしたか、基礎を残して立て直したかしたっぽい雰囲気でした。
パンフレットでは増築をしたような事は書いてありましたが、増築とはとてもではないが感じられないレベルでした。
と言うか、増築の際にほとんど壊して立て直したのではないかとかすら思います。


そんな感じで鹿児島観光は終了。
すぐ近くの空港まで送って頂き、ここで兄貴と別れました。
ちなみにその直後桜島が噴火という落ちが付きましたw。


来年もまた参戦と観光ができたらいいなと思いました。