薩州返討始末記其之弐

7月11日。
今日は移動日兼観光日w。
何せ移動先は、今いる薩摩半島は指宿を錦江湾を挟んで反対側の根占にあるネッピー館というところ。
フェリーと自走で1時間ちょいしかかからない場所ですw。
そのためどこに行こうかと考えていましたが、当初の案は二つ。
一つは本州最南端の駅である枕崎を目指すという案と、本州最南端の地である佐多岬を目指す案。
しかし枕崎を目指した場合、電車でも自走でもかなり困難・・・と言うか、大隅半島に渡るフェリーにまず間に合わないという事から却下し、佐多岬案に。
しかし直前になって今度は、土地勘が内之浦宇宙観測所以外全くない大隅半島でのレースという事から、レース会場まで一度はルート探索すべきという意見が脳内より出て、再度検討する事に。
しかし結局指宿の宿で、705様にデータが入っているから会場までのルートは心配なし、観光を優先させるべしという事で結論がでましたが、その後になって705様に地点データが入っていない事が判明w。
しかし頭がとっても悪いため、佐多岬に行く事を変更する事はありませんでしたが、これが後に悲劇となりました・・・。


宿を出てからに南下し、一路前日に確認しておいた指宿港へ。
ここから、今日の宿の北側にある大根占港行きの小型フェリーであるなんきゅうフェリーがでています。
当初の予定では、更にここを南に行った山川港からでていて、宿から100メートルほどしか離れていない根占港に着く山川フェリーを理由としようと考えていましたが、この辺一帯を昔駆けずり回っていた人から『なんきゅうの方が小回りがきいてずっと良いよ』という意見をもらったのと、ネット情報で『山川は岩崎だから乗るなぁぁぁぁ!』と言う、当初は意味不明な意見をもらった事と、実は船は小さい方が好きだという理由から、なんきゅうフェリーに決定。
そんな感じで10時発のフェリーに乗り込み、露天甲板で気持ちの良い風を浴びつつウトウトしているうちにあっという間に大根占に到着。
とりあえず、すぐに明日の鹿児島行きの高速フェリーを予約してから、一路根占目指して南下を開始し、約20分ほどでネッピー館に到着。
ここでお願いして荷物の大半を預かってもらってから、佐多岬目指して出発!!
ちなみにこの時点で11時半前でした。


当初の地図上での目算では佐多岬までは20?ほどかと思っていたのですが、実際に計ってみると倍の40?ある事が判明w。
さらには峠越えもあるとのこと。
しかし何とかなるだろうと思っていたのですが、それが甘かった。
行きは根占を出てから軽い丘越えがあってからは、峠越えの手前にある佐多の町まではずっと平坦だったものの向かい風基調。
途中で南大隅高校のジャージを着た人とすれ違いつつ、食事をとれるところを一切見つけられないまま、出発してから約一時間で峠越えに突入。
ここを一時間近くもかけて突破してから漸く佐多岬の手前の大泊の町に到着。
ここでも食事をとれるところを見つける事は出来ず、そのまま今は無料となった佐多岬ロードパークに突入。
ここもそれなりにアップダウンがあり、かなり辛かったものの、それでも何とか走り続け、途中にある31度線の碑を突破し、ようやくの思いで駐車場に到着。
ここにある日本最南端の公衆電話の脇に自転車をとめつつ、公衆電話に書いてある『日本最南端の公衆電話で電話を!』という書き込みに『かける相手なんて誰もいないんですけど・・・』とかなり暗い気持ちになりつつ、とりあえずは友達の代わりに自転車と公衆電話の記念写真を撮りつつ、自販機でドリンクを買ってから入園料を払ってからいよいよ、こんなこともあろうかと思って持って来ていた靴に履き替えてから園内へ!


とりあえず、公園内のイメージは、蟹と蜥蜴の楽園w。
とにかく沢山いました。
そんな感じで、一本道を最南端目指しててくてく歩いていくと、途中に神社が。
とりあえずさくっとお参りしつつ、再び出発するとその先に小さい御堂があり、なんと縁結びに御利益があるとの事!
当然のことながら全力でお参りしつつ、御神籤も引くw。
そんな感じで歩き続けていって漸くの事で、展望台に到着!!
まずは展望台の麓でさくっと記念撮影を。
展望台内で再びお金を払ってから、ドリンクを買ってお喋り好きのおばちゃんとお喋りを楽しんだ後、いよいよ階段を上って展望台頂上へ!
感想としては一言。
怖かった・・・。
何せ、壁が完全に崩壊していて全く残っていない。
その上、仮設のでつけられているフェンスがどう見ても10年は経過している代物。
高所恐怖症のに人間には恐怖でしかありませんw。
それでも我慢して、岬にちょっと先にある大輪島の佐多岬燈台を撮影したりしてから下に降りる。


下に降りるとパークロードで挨拶しながらパスした、自分と比べるべくもない気合いと根性を持ったキャンピングチャリの方も到着していて、おばちゃんも交えてお喋りを楽しんだ後、自分が先に帰る。
そして戻った駐車場でドリンクを買い求めがぶ飲みしつつ、休憩し、先ほどの方の自転車を撮影したりしてから帰路につく。
ちなみにらちょうどこのとき、その方が戻ってこられ、再びご挨拶して別れる。
帰りはまたパークロードを走るのですが、先ほどの展望台のおばちゃんに数?はショートカットできるルートを教えてもらったのでそちらを走る事に。
最初のルートを走ったところ、約2?近くショートカットできたあげく、全くの平坦で坂を上らずにすむw。
そして続いてのショートカットも走ろうとしたものの、道の狭さ対向車が来たらと思ってびびってしまい、結局来た時と同じ道を走り、ようやくの思いで大泊の町へ。
ここにたどり着いた時点で体調はかなり悪くなっており、食事をとろうとすら考えられない有様の上、その影響で水を補給する事すら忘れ、一番気温が上がる15時過ぎに峠越えに突入。
登り初めてすぐにボトルの水が半分にも満たない事に気がつくも、痛めている左膝のほかに右膝も痛めてしまった事、かなり体調を崩していたことから、引き返したら二度とこの峠は登れないという判断と恐怖感から峠越えを続行。
少ない水を大事に飲んだり、かけたりしながら、途中で二度ほど力尽きて脚をついて休憩してから、ようやくの思いで突破し、一気に下って佐多の町へ。
この時点でフラフラに。
なんとかみつけたスパーにすぐに飛び込み、涼みつつ、ドリンク類を買い込み、外の日陰で休憩。
既に体温調節が出来ない段階に入りつつあったので、中の冷房がやばすぎましたw。
日陰でゆっくりとスポーツドリンクを飲みつつ休憩し、水をたっぷりと補給してから、出発。
ここからはほぼ平坦だというのに時速20?も維持できませんw。
それでも頑張って走り続け、根占の町の手前にある丘越えのさらに手前にある砲台跡の公園で休憩兼見学をしてから丘越えを断行し、これに成功。
文字通り、辛うじて根占の町たどり着き、宿の手前のスーパーに飛び込み、ドリンク類を買い込み漸く宿に。


宿についてからは、ドリンクをがぶ飲みしつつ、まずはベッドに入って休憩。
体温調節がきかず無い上、最後にはハンガーノックにもなってしまったので、身体が冷えてしまっていたので無理矢理暖めたつつ休憩をとり、1時間近く休んでから、何とか起き出し、フラフラしたまま温泉へ入り、汗を流しつつ、無理矢理体温を上げ、風呂上がりにそのまま無理して食事をとる。
そしてその後は再びベッドに入って休憩した後、フラフラしたまま買い出しに。
出来れば膝用に湿布が欲しかったのですが、相手いる薬局が見つけられず断念。
致し方なく冷えピタとドリンク類を、先ほど来たスーパーで買って帰り、ベッドに横になる気分が悪かったりして全く寝付けず、寝られたのは24時近くになってからでした・・・。